love ginza

it's never too late to start…

先輩の死

Author: コメントはまだありません Share:

先週の金曜日、前の前の会社のとき同じチームだった先輩が亡くなりました。35歳で、突然。
すい臓の周りに血がたまってしまったのが原因だったらしいのだけど、前の日まで普通に会社に来ていて、その日は、お腹が痛いと会社を休んで、救急車で運ばれ、その後手術をしたけど、手遅れだったそうです。
あまりに突然だったので、友達からの連絡メールを見て、ショックというよりもむしろ呆然としてしまいました。
一緒に働いていた頃、先輩は私の前に座っていて、ほんとに一番身近な先輩で、いつもいろんな話をしてました。明るくて元気で爽やかで、顔はちょっと濃かったけど、優しくて、みんなに思いやりがあって、私がめげてると、ピグレットのぬいぐるみをくれて励ましてくれたり、「タバコ吸いに行こうぜ」って、搬入口の喫煙所で愚痴ったりしてたことを思い出します。いつも一生懸命で、まっすぐで、真剣に人とも意見をぶつける人で、でも思い出すのはやっぱり優しい先輩だったこと。前の席で「ミカちゃん」って呼んでくれて笑ってくれていたこと。ほんとに懐かしい。
わたしが会社を辞めるときには、「俺はここに残るけど、ミカちゃんは、世界のミカになってくれ」と冗談でも言ってくれたり、辞めた後も、仲良しの女の子と食事に行こうって誘ってくれて、新宿のステキなチャイニーズレストランへ連れて行ってくれて「二人のために夜景を用意したよ」なんて、笑わせてくれたりしたことが、鮮明によみがえってきます。
最近は、すっかりご無沙汰していて、先日何人かで集まったときにも、忙しくて来れなかったので、みんなで話題にしていたところだったのに。
昨日はお通夜でした。たくさんの人が集まっていて、これも先輩の人柄だよね、って。久しぶりに会う会社の人もたくさんいて、「こんなところで久しぶりなんてのは、いやだよ」ってみんな言い合ってた。でも、きっとこうやって、皆を久々に再会させてくれたのも、先輩ならではのことだよね、なんて思って、泣くのはほどほどにして、いろんな話をした。きっと先輩は上から見て、いろいろ思ってるんだろーなーってウワサをしながら。
身近な人の死について、こういうところに書くのはどうかな、と迷っていたけれど、お通夜に行って、みんなと会って話して、共有して、前向きに生きなくちゃね、という気持ちになったし、やっぱりこのことを乗り越えないと、他の日常のことを書く気になれなかったので。
きっと、先輩と関わったみんなが、これからもずっと彼のこと忘れないし、彼と出会えてよかったって思ってると思う。
先輩のご冥福を心からお祈りします。

Previous Article

小林桂@ブルースアレイジャパン

Next Article

春のコンバット祭り

You may also like

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。