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パリよ、こんにちは

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パリよ、こんにちは
パリよ、こんにちは
林 真理子, 椎名 誠, 唯川 恵, 盛田 隆二, 松本 侑子, 狗飼 恭子
基本的に「パリ」に弱い。
ので、本を買うときも、パリという言葉が入っていると、ついつい買ってしまう。
この本は、6人の作家が、それぞれ、パリにまつわる物語を書いたもの。それぞれのストーリーと情景があって、あっという間に読みきってしまいました。
最近の小説の中では、パリにひとりで行く日本人女性は、たいていどこかワケアリで、どこか影がある。あながち嘘ではないと思う。私自身も初めてひとりでパリに旅行に行ったときは、なんだかいろんな気持ちを抱えて過ごしていたし、2回目も、3回目も、、、いつも、ひとりでぼんやりと考え事をしてることが多かったな。
なんて。ちょっと感情移入しながら読める本でした。
最近、林真理子の本が好きで。こないだも、年下の女友だちを読みました。林真理子の小説は、同じ世代の女性が出てくるので、設定のある部分は非常に極端であっても、妙にリアリティーがある部分に共感します。そして、たいていがハッピーエンドじゃなくて、でも、この先この人は、また立ち上がって強く生きていくんだろうな、、と思わせてくれる。どんなに失恋してぼろぼろになっても、それで終わらない、多くの女性にある、もろさと強さと、したたかさが見えて好き。

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1件のコメント

  1. 松本侑子、高校生の頃だったか、失恋話のエッセイを読んだことがある。彼女の経歴は私の理想だなぁ。

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