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"ようこそ"と言える日本へ

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ようこそ
“ようこそ”と言える日本へ 弁護士として外国人とともに歩む
土井 香苗
土井さんは、中学・高校の同級生です。
凛として、明るくて、聡明な印象でした。
高校卒業後は、お会いしたことはなくて、以前に新聞の記事で、「史上最年少で司法試験に合格し、独立したばかりのエリトリアの法律作りに従事した」、というのを読んで、なんだか雲の上の人のようで、すごいなーと思っていました。
先日、部屋の掃除をしていたら、中高の卒業生向けの会報に彼女が出版した、この本のことが出ていたのでさっそく読んでみました。
彼女は、東大の3年生で司法試験に合格し、その後ピースボートでエリトリアに行き、法務省でのボランティアをしながら、アフリカの難民の現実を見る。
これだけでも体当たりで、すごいことですが、帰国後は、弁護士になり、日本にいる外国人難民の人権を守るための弁護士活動をはじめ、様々な人権問題に取り組んでいるとのこと。
、、ってシンプルな表現では説明しきれませんが、本では彼女の実体験を中心に、日本での排他社会の様々な現実が書かれています。
この本を読んで、彼女の苦労や情熱、並々ならぬ努力に、心が動かされました。そして、日本に助けを求めてやってきた難民の人々がどんな扱いを受けているのか、普段私たちがあまり目を向けていない実情を知ることができました。
新聞の記事だけ読んで、単純にすごいなぁ、、って思っていた自分が恥ずかしい気がしました。
なんだろう、うまくまとまらないけど、何だかとても考えさせられる本でした。内容だけでなく、同じ学校でクラスメートとして育った仲間が、こんなに頑張っていることに、パワーをもらうと共に、自分ができることはなんだろうか、って真剣に考えるきっかけにもなった気がして、このゴールデンウィークに、この本と出合えたことに感謝、すぐに届けてくれたAmazon.comにも感謝:)

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3件のコメント

  1. 島国だしあまり民族間のいざこざに巻きこまれてないせいもありますが、
    難民に厳しいということの裏には、一方で自国民のいろいろを守るという現実的かつ切実な視点があることも忘れてはいけないと思います。
    国家・共同体の一員としてどこまで他人を助けられるかという問題は、
    本当に難しいと思います。

  2. そうですね。
    難民を全て受け入れるというのは、現実的には難しく、
    実際にそのような困難に直面している国もあると思います。
    それに、では、難民を受け入れればそれで解決するのか、
    といえば、そうではなく、他にも様々な世界の問題、日本の問題があると思います。
    私自身は、この本を読むまで、「難民」(かつ犯罪を起こしているわけでもない)の人たちが、実際に
    日本でどのように扱われているのか、全く知らず、
    無期懲役のように刑務所のような場所に収容され、自国での宗教的・政治的弾圧から逃げたつもりが、日本で再度迫害を受けてしまっていることを初めて知りました。
    (日本に逃げたら収容される、とはじめから知っていたら、
    彼らは他の国へ逃げたのだろうと思います。)
    「難民」とは日本が国家として締結している国連の難民条約で定義されているもので、そこで取り決めた保護義務や、国際法の遵守を行わず、(個人情報を祖国に教えたり、強制送還したりということもあったそうです)、国連からも正式に非難の文書が出ているということすらも知りませんでした。
    安全保障理事会の常任理事国になろうとしている一方で、
    このように国連や海外のメディアから非難されている事実は、テレビのニュースではあまり報道されず、自分が日本の実情を知らなかったことに、気づいたことが私にとっては大きかったです。
    もちろん、この本は彼女の視点・立場から書いているものですから、別の視点や立場から見れば、違う考え方もあると思います。
    ただ、知っているのと知らないのは、大違いだな、と思い、同級生が書いていたから読んだというのが始まりではあったけれど、とてもいいきっかけになったなぁ、と思います。

  3. 難民に冷たい日本  土井香苗著「ようこそと言える日本へ」

    東大法学部に入学。
    大学3年のときに当時最年少で司法試験に合格。

    そんな輝かしい経歴の著者が、恵まれない人や、虐げられている人のために働きたいと考え、弁護士になり、過酷な状況に置かれている難民や外国人のために仕事

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