先週末から、夏の週末だけ、とある服飾の講習会に参加してます。
非公開かつ受講者の紹介のみ受け入れ、断ることもあるそうで、参加できたこと自体が奇跡的というか、地道な努力と積極的な行動と運の合算みたいな感じなんだけど、(受け入れてもらうことになったいきさつだけで1記事書けるので、それはまたいつか)いざ始まったら、自分が予想していたより遥かにハイレベルで、軽くショックを受けました。
まず私以外の受講生は、普段は教える側にいるその道のプロの人たち。そもそも一般人を受け入れたのは初めてで、推薦してくれたかつての先生(今回の講座の講師の先生は、私が以前に通っていたクラスの先生の恩師)の強い薦めがあって特別に入れてもらえたとのこと。
当たり前だけど、普段から何年も仕事としてやっている人たちと、全く違う仕事の傍ら、週末に趣味程度にしかやっていない私との差は、知識も常識も作業スピードも圧倒的に違うわけで、とにかくついていくのに必死。私の作業スピードは何もかも遅くて、6時間ずっと緊張と焦りまくり。せめてもの救いは、先生が言っていることは理解できたこと。特にパターンの作成は理系的な思考のおかげで、なんとかついていけたのかも。
他の人の足を引っ張ってしまわないか不安だったけど、心配無用でした。終わらなくてもそんなに優しく待ってくれないので。
初日の帰り道、ほんとクタクタになって、なんかすごいとこに自分を追い詰めたなぁ、、こんなにキツいことって滅多にないなぁ、と思った。自分の能力とスピードが圧倒的に追い付かない感覚。
普段の仕事は、ある程度自分の得意分野だし、むしろお局領域。語学学校とかで勉強するにしても、自分のレベルに合ったコースを選択するでしょ。
今回の講習会がこんなにレベルが高くて、参加者に一般人がいないことは、実は当日まで知らなかったの。だから、行ってみてびっくり&動揺、一瞬逃げ出したいくらいの気持ちになったんだけど、はて、もし事前に知っていたら参加していただろうか、、きっと、自分には無理だと怖じ気づいて行かなかったかも、と思うのです。チャレンジとは口ばかり、ある程度頑張れば勝算があるような範囲で留まってしまうと思うんだよね。
それが今回、想定外に、キツい世界に飛び込んで、もがくことになった。こんなときこそ、人間は成長するのかもしれない。
宿題も半端なく多いので、平日仕事をしながら(当然仕事は仕事でキッチリやらねばだし)こなすのは、かなりへヴィーなんだけど、おのずと時間の使い方の優先順位も出てくる。今は学んで消化することに時間を使いたいから、遊んだり飲みに行ったり買い物しに行く暇はないのだよね。隙間時間は読書、通勤&作業時間のBGMはネットラジオでRFI(radio france international)←これもやらないと、DELF受からないからねぇ、、、。意思を強く持たないとできないけど、自分でそう決めたんだから、頑張るしかない。
そして、今回の講座に推薦してくれた先生がサポートしてくれていることにもすごく感謝。その先生は私のサポートのために一緒に受講してくれて、隣の席で遅れや間違いのフォローをしてくれ、宿題に対してもLINEで気をつけるポイントや作業方法の写真を送ってくれて。こんなにサポートしてもらえる自分はなんて幸運なんだろうか、と素直に思う。自分が誰かにここまでしたことあるだろうかと考えると、本当に感謝してもしきれないくらい。このお礼は、私自身が教えてもらったことを身につけてモノにして、生かすことが一番だと思って、頑張ろうと思うのです。