貴様いつまで女子でいるつもりだ問題
タイトルからは、女子ぶっているアラフォーを皮肉っぽく茶化して批判している本かと想像して、自分への戒めぐらいのつもりで手に取ったのですが、読んでみたら、全然違う。もっともっと優しい本でした。来年40になる私にとっては、既に40歳を迎えているジェーン・スー先輩からの優しいアドバイスに感じられました。自分の中にいる女の子の存在を認めてあげて、傷ついたり悲しんでいるときは、自分を責めるんじゃなくて、その感情に付き合ってあげる、という感覚が新鮮。
特に共感しちゃったのは、失恋した友達をあうんの呼吸で支える「女友達がピットインしてきました」と、ザッカーバーグの功罪を書いた「ノーモア脳内リベンジ」。全体的に共感というレベルを超えて、もう、まったくその通りです、って感じだったよ。
世代が一緒なので、本の中に出てくる細かいアイテムや昭和の描写も、とにかくしっくりきちゃって、我々世代の独身女性にはオススメです！