アップがちょっと遅くなってしまったけれど、前にblogの記事「勝算のないチャレンジ」でも書いた、夏の厳しい講習会で作ったジャケットです。その後も、ほんと大変だったんだけど、なんとか最後までできました。
今回のは、オートクチュールの作り方の基礎が盛り込まれていて、前回作った初ジャケットと比べると、もう作り方が全然違います。体のラインに沿った形がきれいに出るように様々な気遣いがされていて、胸増芯(毛芯)が入っていたり、縫い代の始末なども、見えないところで本当にいろいろな工夫がされています。ノウハウなので、詳しくは書けないけれど、とにかく毎回「なるほど~。。。」とうなることばかりで、感動しっぱなしでした。作っている途中で、肩の部分を持ってぶら下げても、体の形になってるのがびっくりで。後ろから見てもきれいでしょ??
あと、今回学んで難しかったのがアイロンの使い方。各工程でかけるアイロンが肝で、かけ方ひとつで胸や腰骨や肩甲骨のふくらみに沿うかどうかが決まるんだけど、なかなか先生と同じようにできなくて「違う」って指摘されてました。そんなこともあって、「鉄万」(写真↓)を買いました。名前の通り鉄なので、縫い代がビシっと割れる。アイロンも、今まで使ってたコードレスのは母に譲って、コード付きで温度が下がらずパワーもあるティファールのものに買い換えました。
せっかくキレイにできたので、最後の仕上げのボタンは、やはり銀座のミタケボタンさんで購入しました。今回はほぼできている状態で持っていって選んでもらいました。水牛のボタンです。
課題は自分サイズではなく、指定の標準サイズでの制作だったんだけど、出来上がってみたら肩幅とかぴったりで、袖丈だけがちょっと長かったので、あとで2センチ詰めてみました。(9月にほぼできてたんだけど、それでアップが遅くなってしまった)。この時期着るのにぴったりで、さっそく会社に着ていってます。ほんとに着心地よくて、1日中着ていても疲れない感じ。
仕事でジャケットを着なければいけない日なんて年に数回しかないんだけど、こうやって自分で作ってみると、ジャケット好きになっちゃって、今年の秋はジャケット率高いです。
講習の最後の日に、他の生徒さんたち(私から見たらみんな先生)に「ミカさん、伸びしろ率めちゃくちゃ高かったよね」「よくついてきた、すごい」「あなたのこと見てたら、好奇心を持って頑張ることの大切さを思い出した」「出会えてよかった」って言われて、もう感激して涙がでちゃった。私以外は、わざわざ学ばなくてもプロとしてお給料をもらえてる人たち。その方々がさらなる向上心を持って参加している中に飛び込ませてもらって(ほんと私は運がいい)、たくさんのサポートをもらいながら、言葉では表現できないほどの勉強ができたし、先生がどうやってオートクチュールの技法を研究してきたかも話を聞かせてもらえたり、服飾の奥深さと面白さも学べた夏でした。でも、ほんとキツかった~。
で、次のコースも受講させてもらえることになって、今度は革の作品にチャレンジです。1回目を先週受けて、さっそく既についていけてない感ありますが・・・(汗)、年明けに完成する予定。頑張ります!!
2件のコメント
素敵なジャケット~☆
がんばってるね!!
近いうちに会えるといいなぁ。時間あったら遊びにきてね!
ゆみちゃん、ありがとう!
(blogの仕組みが変わっていて、コメント承認&お返事遅くなってしまってごめんなさい!)
今度は革のジャケットとイブニングドレスを平行で作ります!
しばらく会ってないから、会えるといいね。